昔の三陰交は場所が違った👀⁉

女性に有名なツボ「三陰交」は、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
冷えやむくみ、生理痛、婦人科疾患などに効くといわれています🌿
場所は内くるぶしから指4本分上に上がったところですが、千年以上も昔は、全く違う場所を指していたそうなんです!!

■昔の医学書にある三陰交
日本最古の医学書である『医心方』。千年以上前の平安時代に書かれた医師の教科書です。 そこでも、三陰交が子宮や婦人科疾患に効くツボと記されているのですが、場所は今と異なる「内くるぶしの上8寸(指10本)」と記されています👀
この昔の三陰交は、今のツボ「地機」のすぐ近くになります💡
地機…むこうずねの内側をすり上げ、人さし指が止まるところから、 指を4本そろえて小指があたっているところ。

■なぜ場所が変わったのか?
正確な理由は分かりませんが、「陰交」という今はないツボの場所と混同していったのかもしれないという説があります。

■ツボの個性
・今の三陰交(3寸):「肝・脾・腎」に強く関連する
→身体の根本を整える働きが強い

・昔の三陰交(8寸、地機):「子宮・血・脾」に強く関連する
→生理痛など子宮と血のトラブルに特化した働きが強い

今回は「三陰交」の場所のもう一つの説についてご紹介しましたが、どちらも女性の健康に重要なツボです♪
もしもセルフケアで「三陰交」を使っていて、効果が物足りない場合は、「地機(昔の三陰交)」も使ってみてください😊
お灸やツボ押しがおすすめです🌼

2025年08月25日