夏の養生法🌻

厳しい暑さが続いていますね🥵
今回は、中国の古典医学書『黄帝内経素問』が説く夏の養生法をご紹介します🎐

東洋医学では、季節は連続しており、前の季節の過ごし方が次の季節の体調に影響すると考えられています💡
夏は「陽」の気が最も盛んになり、活発に活動する季節。この時期に無理をしたり、養生をおろそかにしたりすると、体内の「陰」の気が消耗され、秋になって体調を崩しやすくなるとされています。
具体的には、夏バテが長引いたり、乾燥や風邪を引きやすくなるなど、様々な不調につながる恐れがあるのです。

■夏の養生ポイント
1. 早起きして夜更かしは控えめに
夜更かしは陽の気を消耗させ、体を疲れさせます。早めに休むことで、夏の間に消耗しがちな「陰」の気を養いましょう。
2. 適度に汗をかく
汗によって体内の余分な熱や老廃物を排出し、体温を調整します。エアコンに頼りすぎず、適度な運動や入浴で意識的に汗をかくようにしましょう。
3. 冷たいものの摂りすぎに注意
冷たい飲食物は胃腸に負担をかけ、消化機能を低下させます。夏の間に胃腸を弱らせると、秋になって食欲不振や胃腸の不調につながりやすくなります。温かいものを中心にし、冷たいものは控えめにしましょう。
4. 心を穏やかに保つ
心の興奮や焦燥感は、心臓に負担をかけ、陽の気を過剰に消耗させます。ストレスをためないよう、リラックスできる時間を作り、心を穏やかに保ちましょう。

今年の夏は、これらの養生法を参考に過ごして、次の季節の変わり目に備えましょう🌻

2025年07月22日