食後の眠気、なぜ起こる?😴
食後に襲ってくる強烈な眠気。これは単なる「満腹だから」という理由だけではありません!
今回は、西洋医学と東洋医学の二つの観点から、そのメカニズムと対策法を解説します💡
■西洋医学の視点
西洋医学では、食後の眠気を「血糖値の乱高下」が原因と考えます。
炭水化物や糖質を多く含む食事をすると、血糖値が急上昇し、その反動で血糖値を下げるインスリンが大量に分泌され急降下。この血糖値の乱れが眠気を引き起こします。
■東洋医学の視点
一方、東洋医学では、食後の眠気を「脾の働き」と関連付けて考えます。東洋医学の「脾」は消化吸収機能全体を指し、食べたものをエネルギーに変える役割を担います💪
食べすぎなどで脾の働きが弱まると、食べたものがうまくエネルギーに変換されず、だるさや眠気として現れると考えられています。
■眠気を改善するセルフケアと食べ物
1. 食べる順番を意識する
血糖値の急上昇を抑えるため、食物繊維が豊富な野菜・きのこ類から先に食べ、次にタンパク質、最後に炭水化物を摂るようにしましょう。
2. 摂るといい食べ物
• 低GI食品:玄米や全粒粉パン、そばなどは血糖値の上昇を緩やかにします。
• 発酵食品:味噌や納豆、漬物などは、消化吸収を助け、脾の働きをサポートします。
• 温かい食べ物:温かいスープや根菜類は体を温め、脾の機能を高めます。
3. よく噛んで食べる
よく噛むことで消化吸収がスムーズになり、胃腸への負担を減らします。1口30回が理想です🍚
4. 軽い運動を取り入れる
食後すぐに座り込まず、10分程度の軽い散歩をすることで血行が促進され、眠気が和らぎます。
これらの対策を日々の生活に取り入れることで、食後の眠気はかなり改善されます♪
なかなか改善しない場合は、自律神経の乱れや、消化器が疲れている可能性がありますので、鍼灸で整えることをお勧めします🌿
