10月9日頃は「寒露」

10月9日頃から始まる寒露(かんろ)。
夜が長く感じられるようになり、草花に冷たい露が宿ることから名付けられた季節です。

日中は穏やかな小春日和もありますが、朝晩はぐっと冷え込み、いよいよ秋が深まってきたことを実感します。

東洋医学では、この時期は「燥(そう)」の気がピークになり、空気が最も乾燥します。
体の潤いが奪われ、肺や皮膚、大腸に不調が出やすいのが特徴です。
具体的には、空咳、喉の乾燥、肌のかさつき、便秘などの症状が悪化しやすくなります。
寒露の養生法は、乾燥対策と温活がポイントです!

■寒露の養生法
1. 潤いを補う食材で「肺」を労わる
乾燥対策には、白い食材が特におすすめです。梨、ぶどう、銀杏、レンコン、山芋、白きくらげなどを積極的に摂り、体の内側から潤いを補給しましょう。

2. 冷え対策の徹底
朝晩の気温差に体がついていけず、免疫力が下がりがちです。外出時にはストールやカーディガンなどで首元、手首、足首の「三首」を温めて、冷たい風から体を守りましょう。温かいお風呂にゆっくり浸かるのも効果的です。

3. 精神的な安定を保つ
日が短くなるとともに、気分が沈みやすくなる方もいます。心地よい香りのアロマを焚いたり、読書などでリラックスする時間を作り、心穏やかに過ごすことも大切です。

季節の変わり目の乾燥や冷えによる不調は、鍼灸で自律神経を整え、血流を改善することで和らげることができます。
健やかに過ごすために、お体のメンテナンスを始めてみませんか🍁?

2025年10月09日