辛味が教えてくれる体のサイン

急に「辛いものが食べたい!」という衝動に駆られることはありませんか?
その欲求、実は体が「風邪をひきそう」「便秘気味だ」というサインを出しているのかもしれません。
東洋医学では、体が欲しがる「辛味」の味に、体質改善のヒントが隠されていると考えます。

辛味には、主に3つの大切な働きがあります。
1. 発散作用
汗をかかせ、体の中にある寒さや熱、湿気を追い出す。

2. 巡り作用
体のエネルギー(気)や血の巡りをスムーズにする。

3. 呼吸器の強化
肺や呼吸器の機能を高める。

■カゼと便秘、どちらも「肺」がカギ
辛味は「肺(呼吸器)」に届くため、風邪をひきやすい方や呼吸器系が弱い方は、無意識に辛味を求める傾向があります。
また、便秘の方も辛味を好むことが多いです。
東洋医学では、肺と大腸は深く繋がっていると考えるため、肺を強化しようとして辛味を欲しているのです。
適度に取り入れることで、カゼと便秘を予防できます💡

<おすすめの辛味食材>
• しょうが、にんにく、玉ねぎ、ねぎ
• しそ、唐辛子、こしょう

これらの食材を上手に取り入れて、体の巡りを良くし、バリア機能を高めていきましょう!

2025年10月30日